授業では、1年生を担当している。4月5月はまだまだ高校生みたいな状態だが、夏休みを過ぎると、少し「大学生っぽく」なってくるものである。遊んだり働いたり、少し人生経験を経ると、ものの見方や、人とのつきあい方が変わってくるものだ。
もちろん、夏休み中に、遊びすぎて大学どころではなくなった、というケースもある。アルバイトが面白くてのめり込む、遊びに行ったら帰ってこられない、などいろいろあるが、長い人生、いろいろと紆余曲折した方が楽しく過ごせたりするものだ。
翻って、現在担当しているクラスでは、夏休みに何をした? と問いかけても「べつにー」というお答えが多い。旅行に行った、としても合宿で2泊3日、実家に帰って日帰りで海水浴、くらいが関の山、聞いてみると、たいていの学生がどうも「おうちでごろごろ」派である。
もったいないことである。「ごろごろできる余暇」というのを満喫しているのかもしれないが、ばりばりと作業できたり熱中できるのは、大学生のうちだけなのである。
「おうちにいました」とのたまう学生の顔を見ていると、何に疲れているのかなあ、という気がする。
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