夏休み明けは9月初め、勤務校は小学校並みに早い始業である。
授業は3週間の集中授業なので、予め研究室のスタッフに受講生の顔写真を用意してもらうことにしている。年間130人ほどの学生さんを見ることになっているのだが、それぞれ3週間ほどしかつきあわない。さすがに全員の名前と顔を覚え込むのは難しいからだ。
学生さんは4月に身分証明用の写真を撮影する。データが研究室にあって、それを使い回してもらう。ところが、大学に入って1−2ヶ月ほど経つと、最初の顔写真と違う人物になるケースがある。一番変化が大きいのは、髪型や髪色、メガネのカタチである。4月は生真面目風な女子高校生くらいな感じだったりするのが、5月になると頭が赤かったり、メガネがコンタクトになったりする。研究室で用意してもらう顔写真に「頭赤い」「頭青い」「頭黄色い」「頭短い」、パーマかけてアフロヘアになったら「頭爆発」などというメモを記入する。
身体的には、激やせ、激太り、などというのは、ほとんどいない。ファッションの見た目がかなり変わることはある。いきなりゴスロリ風になったり、ストリートダンサー風になったり、フェミニン風になったり、というのはある。これも「今はパンク」などというメモを記入することになる。
学生時代というのは、かくも風体は自由である。本人と確認できる程度の「変身」であれば、問題はない。問題があるのは、肉体作業な実習授業なのに「きれいめOL風」だったり、夏だと「ほとんどお肉丸出し」みたいな女子学生である。授業の内容に即したファッションが望ましい、のだが。
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