2017年10月6日金曜日

皆勤

9月はカリキュラムの都合上、ほぼフルタイムな授業スケジュールである。
午前中は1年生、午後は2年生の実技授業を見ることになる。教える方になって分かるのは、教わるよりも教える方が格段に大変だということだ。先生の時給が高いのは、それなりに大変だからである。
一番大変なのは体調管理だ。スケジュールががっつり決まっているので、おちおち風邪などひけない。学生なら、熱が出たのでおやすみ、といえるのだろうが、教える方はそうはいかない。一般事務業務と違い、ピンチヒッターなど存在しない。先生業をするようになって、友だちづきあいがとんとご無沙汰なのは、明日の授業が心配だからである。二日酔い、徹夜作業、夜更かしも、私的には厳禁である。寝不足に弱い、というより、寝不足になると判断力が鈍るので、作業に支障が出る。20代の頃は無理をしてそんなこともやってみたりしたが、結局仕事に集中できないので二度手間だったり、休憩が多くなってしまうので時間的に「お得」にはならなかった。40代を過ぎると無理がきかないと、さんざん先輩から言われた。おかげで、夜の会は出来るだけパスするようになった。
授業期間中は、ほぼ毎日学校に出向く。だから休日は家事と翌週の授業の仕込みで手一杯になる。おかげで、友人の展覧会やパーティーなども、申し訳ないが、パスすることになる。ごめん。
学生時代は考えても見なかった皆勤賞。ここ数年はあちこちに「ごめん」しているおかげで、ほぼ達成である。ごめんね。

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