今年度は授業終了と美術館の仕事の開始時期が重なってしまい、例年以上にばたばたと過ごしている。おかげで年末年始の作業が始まらない。相変わらず、「貧乏暇なし」な性分である。
授業というのは、授業日だけでは終わらない。後で「採点」などという作業がある。事務方の都合があるので、早めの締め切りがあり、それに合わせて集計作業などをしている。実習授業なので、出席と作品、それだけでは撃沈学生が多くなるので、ノートやらレポートやらフォローする提出物を集めている。
ころが、授業が終わったら「おしまいだもんね」とばかりに、提出物を出さない学生も、ときどきは、いる。これが頭痛のタネ状態である。未提出のものがあれば、採点のしようがない。
提出をしない、あるいは怠るのは本人の意思なので、何も言わず「撃沈」すればいいのだが、そうは問屋、ではなく教務課がおろさない。極力単位を出す、というのが方針なのである。
おかげで、再提出をしなさい、と掲示を出したり、助手を通じて連絡したり、学内のメール通知システムを使ったりと、あの手この手で本人に告知する。最後の最後まで待つ。
早めに本人から「単位不要」という意思表示があれば問題はないのだが、進級したいのかしたくないのか分からないので、フォローしまくる羽目になる。
いまどきの大学の採点は大変なのである。
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