2015年5月3日日曜日

配慮

同居人がいくつか行っている学校のうち、共学の学校の名簿は、男女の区別を名簿につけてよこしてくれる。これだと、男女の区分がついていいなあ、などと言っていたら、ここ数年は学生のうちで「要配慮」な学生が混じるようになった。

勤務校は美術系つまり実技の学校なので、身体的にハンディキャップのある学生は非常に少ない。たまーに色弱や弱視の学生がいたりするくらいだ。ここ数年でちらほら見受けるようになったのは、LGBTである。勤務校では昔からそういう先生や学生がときどきいたり、オネエ言葉の先輩がいたりしたので、私には違和感はないのだが、いまどきの本人は非常にナーバスになっていたりすることがある。どのように扱ってほしい、という注文が事前についてきたことがあった。
友人の勤務大学は美術系ではなく一般の文系学部なのだが、入試の多様化に伴い、コミュニケーション障害やADHDの学生が入学するようになったらしい。当人あるいは保護者からの申請によって、当人の受講する講座担当者には、「配慮願い」という回覧がまわってきて、指導を配慮するための方法など周知するようだ。

小さな大学、といえど、社会がそれなりに反映された縮図、でもあるようだ。

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