担当している授業のうち、1年生のクラスでは、たいていが「新入学」してきた学生である。しかし、ときどき「二度目」な学生さんもいる。
私が学生のころは、クラスの1割が「元先輩」だったりした。男性を「先輩」と呼ぶのは、同期生になったので違うし、かといって「さんづけ」でもないし、でも実際には随分とトシが違うので「くんづけ」もいかがなものか、と悩んだりした。
今年も名簿を眺めていると、去年も見たようなお名前がちらほら。
現在はあまりそういうケースはないのだが、私が学生のころは「計画留年」をしている先輩がいた。受けたい授業が期間的に重複していたり、同じ授業を2度受けたい、などという猛者である。
担当していた学科では、非常勤が担当している授業で短期間、その専門の専任教員がいない、などということがあった。
ある先輩はその授業を「計画留年」して、2年続けて受講し、そのまま中退し、その分野でデザイナーとして活躍している。
ことにデザインや美術の分野では、卒業証書が役に立たないこともある。
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