ぼちぼち勤務校も入学試験が終わる頃である。
通学課程の学生さんはお休みだが、学内の方は忙しい。入試の後は入学手続き、在校生の進級審査やら卒業審査などが控えている。
一方通信教育課程はと言えば、課題や卒業制作の締め切り、審査などが立て込む。こちらの方は、自分で取得単位を計算したり、今後の取得予定など考えなくてはならない。何年かかって卒業するかによって、取得単位を逆算する。課題にしろレポートにしろ、ぎりぎりで作業していると大変だ。
郵送で課題を送るので、配達日数も逆算して、ぎりぎり滑り込みセーフを決め込む学生がときどきいる。のんびりレポートを送れば一通15円なのに、速達書留、宅急便など、5-600円かけて送ってくるケースがある。
同封されたお手紙には、教職課程をとってます。これがとれないと実習に行けません、教員採用試験が受けられないのです、お願いします、という泣き落としな文章が並ぶ。しかし、だからと言って、大甘な採点ができないのが辛いところである。
通学課程よりも、通信教育課程の方がシビアである。計画性が必要だし、実行が伴わなければならないからだ。人生崖っぷち、なスリルが得意な人は、通信教育には向かないなあと、毎年この時期、宅急便で配達された封筒を見るたびに思う。
0 件のコメント:
コメントを投稿