2013年2月21日木曜日

滑り込み


この時期、通信教育課程では課題の締め切りや、進級の申告やら、学籍の手続きやらで忙しくなる。
進級や進学も、学生がそれぞれ申告する。単位の取得状況を見込んで、4月からの人生について事務手続きをする。

単位を取得するためには、課題を出さなくてはならない。しかし出せば単位をもらえるわけではない。それなりのレベルとかハードルがあって「課題」である。
たいていは「締め切りは後回し」な人が多いので、来年度の進級や進学に関わるような課題締め切り日の間際には、提出が込んでくる。
勤務校の場合は、この日までに提出があり、そのあと何日以内に合格すれば、年度内の単位取得とする、というルールがある。例えば、1月末までに「とりあえず提出」する。それは不合格でもいいのである。その後期限内に再提出して合格点をとれば年度内の単位として認められる。1月末に提出するのが「不合格だなあ」と思って提出を見送ると、来年度の提出、ということになる。

だから、締め切り間際は「とりあえずダメモト」な課題もたくさんやってくる。字が書いてさえあればいい、というレベルではないにせよ、課題の出題文くらい読んでほしい、というのがあったりする。
通学課程であれば、授業に強制的に出席してさえいれば「とんでもない」レポートや作品は出ないものだが、通信教育課程では、締め切りに気づいたのであわてて書いたようなものがあったりする。
身に覚えもあるので、他人にことをとやかく言う資格はないのだが、もう少し時間をかけてほしいと思いながらこの時期は赤ペン先生をしている。

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