さて今日では、「ぼっちメシ」という言葉もあまり使わなくなった。今日では、学生さんだけではなく、大人もスマホの画面を見ているからである。
ファミリーレストランで食事をしている家族などを観察していると、お父さんとお母さんはそれぞれスマホを眺めてスリスリ、お子さんはタブレットでゲーム、お子さんが二人いればそれぞれ別の端末でゲーム、といった具合である。仲良く家族で一緒にいるように見えるのだが、精神的にはみんなバラバラで、一緒にいるのは「カラダ」だけ。集まってはいるのだが、実質みんな「ぼっちメシ」である。喫茶店でデートをしているとおぼしき若い男女も、見ているのは相手の顔ではなく、各自の所有しているスマホの画面である。
もちろん課題も、「スマホ好き」「スマホ命」「スマホ中毒」な紹介が多いのが、ここ数年の傾向である。「スマホの画面を見ながら何かをしている」という描写が多い。歩きスマホはもちろん、寝ても覚めても、授業中も、といった描写である。映像の描き方としては、多少オーバーアクションにする方が伝わりやすい。
…のだが、大学生の自己紹介として「スマホ中毒です」というのは、いかがなものか。まあ、現状の自分を見せる、という意味ではあるのかもしれないが、ちょっと「ビミョー」な感じ、ではある。
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