2018年12月19日水曜日

年末

さて、昨年同様、10月いっぱいで、通学課程の授業はほぼ一段落した。11月終わりには採点作業もほぼ終了、今年も大きな怪我やポカもなく、無事に終わった、と思うことにしている。
振り返って多かったのは、1年生のドロップアウトだった。10月の授業は、担当学科以外の専攻学生を見るのだが、こちらも授業に来る前に2名が既にドロップアウト、つまり全学的にドロップアウトが多かったのではないかと推察される。
2年生の担当授業には保留が1名、こちらは出席状況がよろしくなく、通常であれば文句なく対象外というところなのだが、担当教授が進級させたがっているという話で、一応ペンディングにしてある。
勤務校では、このようなケースは、学生の専攻学科研究室がフォローしている。学生に連絡をとり、出席を促したり、学生相談室へ行かせたり、といった案配だ。生活指導を含めた対応が、大学としてどうなのか、とよく考える。まあこれも時代の趨勢というものかもしれないが。
生活指導が必要な学生が増えた印象があるということは、学生さんが幼く見える、ということでもある。こちらがトシをとった、というだけではないような気もする。幼く見える、というのは、なべて真面目で、言うことを聞くからだ。外れたことはあまりやらないので、授業の進行があまり外れない。逆を言えば、とんがった学生が少なくなったので、蓋を開けてびっくり、というタイプの学生は見かけなくなった。
授業自体は、受講している学生さんの「傾向と対策」で出来ているようなものだ。相手の出方を見ながら、細かい修正をして、ゴールを目指す。トシをとったら、経験値が増えるので、その分振り幅が大きくても応用が利く。トシをとって良かった、と思うこともたまにはある。

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