2018年1月22日月曜日

抑止力

昨年、高速道路での迷惑運転がらみの事故の後、飛ぶように売れ始めたのは「ドライブレコーダー」だそうである。おりしも、デジタルカメラが小型化したり、ストレージが小さくなったり、スマホに無線でデータを飛ばせるようになったり、という今日の技術をフルに生かせるガジェットではある。こういった機器は、日進月歩でよくなるものだ。よくなる、方に行かない場合は、安くなってくる。かれこれ30年ほどビデオカメラを触っている側から言えば、こんなちっこいカメラで、よくこの画質で撮影できるなあと、感心する。
ずいぶん前から同様の機器はあったのだが、ここしばらくで普及に弾みがついた、という印象がある。ディーラーに行くと、新車のオプションで組み込めるようになったり、新型機種のデモ機が置いてあったりする。
普段自動車で走っていても、あおられることがある。以前は、あおられてコワいので、逃げられるほどの車に乗る、というのが私的なルールだった。今は逃げるほどのこともなくなったが、それでも不愉快ではある。あおってオカマ掘られたら、と思うと、ドライブレコーダーも有りかなあ、と思うようになった。目を剥くほど高額なものではなくなった、ということでもある。
いいところ、2−3万円も出せば、それなりの機器が買えるのだが、ディーラーできれいに工事してもらうとその工賃が約2−3万円かかるらしい。この手の機器は、配線工事がそれなりに必要で、それを隠すのにあちこち内装を外して戻す作業が発生する。きれいに仕上げるためにはそれなりの費用がかかる。
最初はバスが多かったが、最近は普通の乗用車でも「ドライブレコーダーで録画中」というステッカーをよく見るようになった。実際に機器を設置しているか、よそからでは分からないが、抑止力にはなるのだろうか。

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