2017年12月27日水曜日

同居人は小学校の教員をやっていたので、同業同専攻の先生たちと集まって、研修会、研究会、勉強会、学習会などの類によく出ていた。ひところは、ほぼ毎週のように違う勉強会に行っていた。
公立の小学校だと、地域ごとに集まりがあるし、私学でも同じような集まりがあった。民間研究会、というサークルもあって、地域や私学はもとより、幼稚園、小中学校、高校大学、絵画教室の先生も集まっていたこともあった。 こうやって先生たちは、意外と「横つながり」もあったりする。
公立の小中学校だと「異動」がある。数年ごとに、先生は移ってしまい、同じ学校にずっといるわけではない。だから、公立小中学校・同じ専攻で集まる会は、授業以外にも交換する情報があったりする。 
同居人はほぼ「団塊の世代」である。他の世代と比べて人口が多い年代だ。だから、どこの勉強会でも同じような世代が集まっている。段階的に年齢差がある人たちが集まっているかと言えばそうではないことが多い。同居人世代の後はほぼ減少、一回り下からは激減。だから、同じ世代が平行にトシをとっていき、若い世代が入らない。
団塊の世代は「なんでみんな勉強しに来ないのか」などと言っているのだが、若い世代の先生がそもそも少ない上に、今話題の「ブラック企業」であるところの学校に「セブンイレブン」なお勤めである。所属組織の「研修」であればともかく、民間の研究会はもちろん「持ち出し」、自分の勤務時間以外の活動である。そもそも情報収集や交換は懇親会ではなくインターネットで行っていて、「会う」必要がない。「先生の孤立化」と、先生が過労死でニュースになると話題に出る。他人と出会うような時間的余裕がなさそうだ。

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