地上波の番組が面白くなくなった、と言われて久しいが、自宅にケーブルテレビで多チャンネルな状態になると、どうしても興味のある方向で番組を選ぶ。選択肢が増えたわけだ。
チャンネルが増えれば、それぞれが特化した内容になる。私にとってありがたいのは、映画専門と、ドキュメンタリー系のチャンネルがある、ということだ。
子どもの頃、まだチャンネルは少なかったが、「すばらしい世界旅行」という牛山純一が制作した番組があった。どちらかといえば人類学に近い内容が多かったと思うが、海外旅行があまりまだポピュラーでない頃、視野が広がった感じがした。最近ではこういった硬派なシリーズ番組はなくて、映像をかじっている側としては少しサビシイ。制作期間が長く、それなりの手間がかかるドキュメントは、だからといって視聴率が稼げない。どうしても制作本数が少なくはなる。
商業的なベースで言えば、タレントを並べて、芸を見せたほうが、当然のように視聴率が稼げる。地上波のゴールデンタイムの番組表を見ていると、ちょっと悲しい気がする。
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