2017年9月2日土曜日

らしさ

引き続き。
同居人はクルマ好きである。何かヒマがあると、自動車ディーラーをのぞいている。購入する気もないのにカタログをもらってくる。市場把握と称して試乗の予約をする。
そういうことをする人がいるから、営業費というのが多額に必要で、それが車両価格に反映されているのである。
その後も何台か自宅の自動車は入れ替わった。家を引っ越して、自動車の台数が増えた。それでもどれかは輸入車という状況である。サイズの手頃さと、クルマとしての面白さ、というのは、国産車ではあまり両立しないらしい。マニュアル好きの同居人と、オートマの私が運転するので、私の常用はどちらかといえば、「マニュアルライクな乗り方が出来るオートマ」がチェック項目である。
何台か輸入車を乗り継いで思ったのは、ディーラーではなくアフターメンテナンスを考えないといけない、ということだ。輸入車ディーラーに付属している修理工場がベストか、と言えばそんなことはなかった。街で見かける「輸入車ディーラー」は、看板が同じだけで、実はフランチャイズみたいなところがある。近所の同じディーラーで情報を融通し合う、という状況ではないことがあり、保証期間の修理は必ず購入ディーラーで、というお約束がある。自宅の近所にディーラーがあれば問題はないだろうが、BMWのときはディーラーは近所、ディーラーの直営修理工場は駅をいくつか越えた別の場所だった。ショールームは、購入後は不要である。修理の出し入れで半日くらいは潰すことになる。
どのクルマでも問題なくノーメンテナンスで乗れた、ということはない。いつでもどこでも何かしら、だましだまし乗っているようなところはある。まあ「機械」というのはそんなもの、である。国産車だと、たいていの場合、こうはならない。だから「機械らしい」のだろうが。

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