すでに夏休みが終わった学校もあるのだが、私にとっては、残り少ない夏休みである。閑話休題で、しばらく前に友人と話題にしていた、自動車の話である。
私は郊外暮らしで育った。都心の団地住まいの2年ほどを除いては、駅から遠く、バスの便もまばらなエリアの一軒家。妹のお稽古事の送迎が必要なので、自動車が必需品だった。
私の世代は、大学時代に運転免許取得が、社会人へのパスポート代わりだった。もちろん、現在と異なり、マニュアル車での教習である。苦労して取得したのに、自分で運転するようになった頃は立派なペーパードライバー。クラッチのつなぎ方がどうも上手くない。結局オートマで乗るようにはなった。
その後も郊外暮らしで自動車が「アシ」な生活である。
同居人の方は「アシ」など不要な都心で育ったが、父親がクルマ好き、男三人兄弟で、兄はラリー、弟はサーキットで走るライセンス持ち。当然真ん中の同居人も、それなりにクルマ好き。その当時は「軽自動車」免許というのがあって、試験場一発、16歳で取得、以来ドライバーで、JAF歴50年をすでに越えた。もちろんご両親も免許持ちだが、こちらはもっと前に免許取得なので、免許証はほぼ「全部入り」。バイクなどとんと無縁なのに「大型二輪」なども入っている。自転車に乗れないのに、大型二輪免許保有、という人もあったらしい。食い詰めたらタクシー運転手、と言っていたが、二種免許入り、だったからだ。
今はほとんどの人が「オートマ免許」取得なのか、販売されている自動車もほぼオートマ車である。クルマ好きの同居人はマニュアル大スキなので、自動車購入の際はまずトランスミッションがチェック項目である。日本車はほぼマニュアル壊滅状態なので、寂しそうである。高齢者の「アクセル踏み間違いで暴走」、という事故のニュースを見る都度に、マニュアルならこういう事故はないよねえ、とつぶやいている。
0 件のコメント:
コメントを投稿