2017年1月24日火曜日

ごあいさつ

毎年暮れには、毎度毎度と言いながら、年末年始の挨拶状などしたためる。最も多い年に比べれば半分程度なのだが、それでもそれなりの枚数にはなる。めんどくさいなあと言いつつ、年が明ければ年賀状が配達される。おおかたは友人なので、年齢に併せて、披露宴の写真、赤ん坊の写真、幼稚園入園と、家族写真がやってくる。ひところこれが「大きなお世話だ」と話題になったこともあった。他人の家族状況など知りたくもない、という人もいるからだ。
写真で多少なりともクチを糊している側から言えば、写真が身近になったという感慨ひとしおである。以前はちょっととっつきにくい「趣味」であったものが、フィルム付きカメラ、街中のスピードDPEサービス、それに伴った各種プリントサービスと、外注でそれなりのクオリティが出せる、というのが画期的だった。
今やフィルムもそろそろ「下火」なサービスになりつつあるが、取って代わったのはデジタルカメラと自宅でプリントアウトである。それも「下火」になりつつあるようで、最近はスマホでプリントアウトサービスとか、スマホでそのまま自宅プリント、という作戦である。機械や発注先は変わっても、配達される「葉書」は変わりはない。
携帯電話がポピュラーになった頃は「あけおめコール」で電話がパンクしたことがあったし、昨年はSNS上の「あけおめメッセージ」を自粛して、などとニュースになっていた。
ぼちぼち「葉書」から脱する方向になるのかもしれないが、ご挨拶はまだまだ続く。

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