2017年1月26日木曜日

解読

時代の波に乗らなくてはならないときがあって、昨年あたりからレポートの課題はワープロ提出も可、という条件をつけなくてはならなくなった。いまどき手書き、というのは流行らないようである。
以前は誤字脱字おもしろ当て字などリストアップしていた。
https://tcd5m.blogspot.jp/2012/02/blog-post_08.html
レポートでは手書き、という条件にしていた。なぜかと言えば、たとえコピペであっても書くことで少しでも頭に入れることが出来るかもしれない。ひとさまに読んでもらうために丁寧に作業をする、かもしれない、という親心である。年に数本は悲しいかな、かなり殴り書きなレポートが届く。生来の悪筆なのか、急いでいたのかは分からない。
ただ、悪筆であっても、ゆっくりと丁寧に書くことで、かなり読みやすくなる。丁寧に書いているか、ということのほうが、字面から読めることが多い。妹などは悪筆の部類なので、テストの点数が低いのは字が汚いからだ、などとよく言うのだが、そんなことはない。字がきれいで中身のない答案と、字が汚いが中身のある答案であれば、前者の方が点数は低いのである。中身があっても、蛇がのたうち回っているような解読不可能な答案なら、有無を言わさず低得点であるが。きれいであっても、悪筆であっても、少なくとも「読める」ことが大切なのである。それには、急ぐのではなく、時間をかけてゆっくりと書けば良い。早くきれいに書きたいのであれば、それなりに練習は必要である。

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