2015年8月27日木曜日

変換

今年の夏はとっても暑かった。
あまりに暑いので、何もやる気がしない。だらだらである。

そうは言っても、お仕事はそれなりに来るものである。ありがたいことである。
ギャラが作業量相応か、といえば疑問な点もなくはない、と言えるのだが、少なくとも社会的な貢献をしている気分にはなるお仕事がやってくる。
基本的には、営業活動を積極的にしているわけではないので、知り合いからの紹介が多くなる。こちらの仕事の内容やペースはわかっている、ということが多い。

ただし、ときどき、こちらのテリトリーの「写真や映像」「グラフィックデザイン」などはあまりよく知らない、というケースがある。世間的には、こういった人の方がよほど多いと思われるのだが、今や国民的コンピュータ使用な時代である。ワードプロセッサでぽちぽちと文字を打ち込み、画像を配置すれば、それらしいプリントが仕上がってくる。最終的に印刷にあたり手直しして、印刷所指定のファイルデータに変換して、という話が1年に2、3度やってくる。同居人経由で学校関係者が多い。
基本的にレイアウトデータの「データ変換」は、あまりやらない。印刷所指定のソフトとフォントを使ってデータを作成するからである。
しかし、もらったデータを見てのけぞることがある。

一番大変なのは、「エクセル方眼紙」である。作成した本人しかルールがわからない。インターネットでフォントをダウンロードして使っているらしく、macでは再現できない。本文テキストがブツ切れで、再構成しにくい。結局、データ分析、似たようなフォント探し、本文の組み直し、もちろん画像の処理も全くやっていないので、こちらの作業である。

アナログ時代には、原稿用紙に原稿、写真とイラストは実物もしくはプリントで集めるしかなかった。写植で文字組したり、切り貼りしたり、製版指定を出したり、という作業が必要だが、それはデザイナーさんのお仕事である。

しかしまあ、「エクセル方眼紙」起こしは、それよりもはるかに複雑で煩雑な作業である。 

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