2021年7月11日日曜日

対面

 昨年の春には感染症による休校措置がとられ、面接授業はとりあえず延期された。感染が一段落すれば面接授業再開、とアナウンスされたのだが、実際に再開したのは7月に入ってから、例年だったら夏休み突入の時期だった。コロナが怖いか、熱中症が怖いか、と言いながらマスクして実習、終了時のチャイムと同時に清掃のオジサンたちが、アルコールスプレーとウェスを持って突入、あちこち拭いていた。

今年度は、講義科目は原則的にオンライン、実習科目は原則的に対面授業、で新学期が始まった。担当科目は5月のゴールデンウィーク中に始まった。学生さんも慣れたもので、あまり「密」だとナーバスになっておらず、清掃も次第に「セルフサービスでよろしく」状態になりつつある。

昨年同様、教室面積によって収容人員が決められていたので、教室や工房は分散状態、学生はともかく、教える側は教室をあちこち走り回ることになる。健康上よろしいことに違いない、と思うことにした。

換気のために、扉や窓は開けており、そのため廊下を伝って隣の授業の音声が入り込む。普段は肉声で話す人なのだが、マスク越しで学生に聞こえにくいと思っておられるのだろう、マイク使用でボリュームが大きい。こちらの教室で私が肉声で話していると、当然のように聞こえづらくなる。音声のマスキング効果である、と学生さんに実地指導する。

というわけで、今年度も運動量多めの面接授業となった。

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