ここ数年のことではあるが、学生さんから「参考作品を見せて欲しい」とよく言われる。なぜか、と問えば、「良い評価の作品をつくるため」である。
作業の合間も、機材の使い方についてよく質問する学生がいる。「使い方については自分で取扱説明書を読む」ことが前提なのだが、「わかりません」と来る。いやいや、いまどきのデジタル機材、特にコンピュータのアプリケーション上の作業は「アンドゥ」がきくので、「やってみて」と言うのだが、やる前に聞きに来る。
授業の課題は「トライ アンド エラー」がモットーなのだが、どうも様相が違う。学生さんは、「トライ」したら「サクセス」する、あるいは「サクセス」するために作業するので、「トライ」という認識すらない。エラーすることを厭う、言い方を変えると「無駄骨は絶対折らない」ようにしたいのかもしれない。
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