通り道にある蕎麦屋が廃業した。まあ普通の、たぶん出前がメインの小さな蕎麦屋である。
しばらく誰も出入りしていない風情だったが、ある日建物が解体された。木造2階建、あまり大きな建物ではなかったので、あっという間に更地になった。
しばらく空き地なのかと思ったら、雑草の生える間もなく、すぐに測量が入り、アスファルトが敷かれ、白い線で四角い枠が引かれた。駐車場である。半分は時間貸し、半分は月極、という様相である。
そんな、駐車場の月極コーナーに、同じ車種で色違いのワンボックスカーが3〜4台並ぶようになった。色見本、というわけではなく、同じロゴが車体に入っている。「放課後学童デイサービス にぎやか」。
後半はシニアなネーミングだが、前半は「民間学童保育」風、である。
子供にとっては「小1プロブレム」というのがあるそうだが、母親にとっても小学校というのは大変なのだそうだ。保育園では午後6時まで預かってもらえたのに、小学校1年生は昼過ぎには帰宅する。小学校の学童保育は空きが少なかったり、通っている小学校には設置されていなかったり。で、小学校入学を機会に会社勤めを辞めた、というのが知人にいた。
まあ、そういったニーズに応える民間業なのだろう。「にぎやか」さんは、ワンボックスカーで送迎付きというサービスなのかもしれない。お子様向けではなく、保護者向けの「サービス」であることが気にはなるが。
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