2018年2月5日月曜日

コワい

この季節になって何がコワい、と言えばシモヤケである。
子どもの頃からシモヤケがひどい。冬になると足指が赤くふくれてしまう。いつもの靴がきついなーと思うと、シモヤケ発生である。
血行不良が原因らしいので、きついなー、などと思っていると、ますますひどくなる。悪循環である。
寒くなってシモヤケしそうだなーなどと、少し厚手の靴下をはいても、靴はきつくなるので、シモヤケ発生である。
父の姉妹はシモヤケのできる人がいたそうで、遺伝かなあ、などと言っていた。ありがたくない遺伝である。
祖母には、靴下に唐辛子を入れなさい、と言われた。靴下の中でもろもろになってしまい、白い靴下の先が赤くなってしまったが、シモヤケは治まらない。
こたつに入って暖まると、おそろしく痒い。
母には、お風呂でちゃんと揉みなさい、と言われた。一生懸命揉むと、シモヤケは治まる、のだが、その後が悲しい。どす黒くなってシワシワのカサカサである。足先だけ、ほぼミイラ、である。
中学高校のころは、通学が革靴だった。夏用と冬用を用意してもらった。冬用はワンサイズ大きい。ちょっと厚手の靴下をはいたシモヤケでふくれた足にジャストサイズである。
数年前は、手指にもできたので、思いあまって皮膚科へ行った。医者が「子どもさんのようですねえ」などと言いながら処方箋を書いた。シモヤケは子どものものなのだろうか。しかし発生するんだから仕方がない。
そういうわけで、冬になるとシモヤケはコワい。札幌雪まつりなども、いいなあとテレビのニュースは眺めるのだが、きっとシモヤケが発生するだろうなあ、と20年ほど二の足を踏んでいる。スキーやスケートのウィンタースポーツも、コワいものである。

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